京都ぶらり 名勝庭園 渉成園 Ⅱ
前回に引き続き見所の多い渉成園をご案内します。
本願寺は、はじめ京都東山の麓の大谷にあり、親鸞聖人の遺骨と御影像を六角の
小堂に納め、「廟堂」「御影堂」とよびました。
慶長7年、徳川家康は本願寺第11代顕如上人の長男、教如上人に現在地の
東六条の寺地を寄進、これによって東本願寺が成立しました。
渉成園が東本願寺の寺地となったのは、寛永18年に将軍徳川家光が
時の東本願寺第13代宣如上人に寄進したことに由来します。
このとき与えられた広大な土地に開拓を進め、それがほぼ完了した
承応2年に隠退しますが、その隠居地として、この開拓地の一部をあてたのが
名勝渉成園です。
①高石垣②臨池亭③滴翠軒
④代笠席⑤園林堂⑥蘆菴
⑦傍花閣⑧侵雪橋⑨縮遠亭
⑩回棹廊⑪丹楓渓⑫印月池
⑬源融ゆかりの塔⑭閬風亭⑮漱枕居
とにかく見所の多い渉成園ですが意外にも知らない方も多い隠れた名勝です。
京都の緊急事態宣言もこの9月には解除される見込みです。
これからの紅葉の季節には是非訪れたいお薦めの観光スポットです。
京都観光のご参考まで
最寄り駅 JR京都駅 京阪五条駅